ブログ

BLOG ブログ

  • Top
  • ブログ
  • 顕微鏡で見る根管内部と根管治療の重要性

顕微鏡で見る根管内部と根管治療の重要性

2024.02.29
姫路市今宿の歯科医院 ひめじオリビエ歯科クリニックの松本です。

左上奥歯に噛んだ時の痛みがある、何度か痛みを自覚した患者様です。
以前に神経を抜いた左上奥歯にレントゲンを撮影すると根尖病巣がありました。

day1
現状の説明と今後の治療について相談しました。
①顕微鏡を使用した精密根管治療とセラミック治療で成功率・治癒率の出来る限り高い治療を行う
②顕微鏡を使用した精密根管治療で被せは費用を抑える
③費用を抑えて治療を行う

上記3つとそれぞれの成功率に関しても説明を行った結果、歯をなるべく長持ちさせたいというご希望があったので①で治療を行うこととしました。

day2
古い被せと土台を外しました。古い被せをはずすと、被せがしっかり適合していなかったせいか、両隣の歯にも治療の必要な虫歯が見つかりました。
土台をはずしたあと、ラバーダムによって口腔内の細菌が絶対に入らないような環境にしたのちに歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)で感染の元となっている古い材料を除去、神経内部の消毒を行いました。実際に肉眼だけでの治療で古い材料がとれたと思っても、顕微鏡を使用するとかなり古い材料が残っていることが多くあります。一番左が神経内部が完全に綺麗になった時の写真です。

day3
神経内部が完全に綺麗になったのを確認し、MTAセメントとガッタパーチャー(右写真のピンクの材料)を使用することで神経内部を封鎖、細菌が侵入するの防ぐことが出来ます。

精密根管治療は2回で終了しました。
根管治療終了後はセラミックの被せを作成していくことになります。

当院では海外の成功率に近づけ、『世界基準の治療』を来院いただいた患者様に提供するため、海外では常識になっているCTやラバーダム、マイクロスコープ、ニッケルチタンファイルやMTAセメントなどの最新の材料を揃えて治療を行なっています。

〜根管治療前後で気を付けることは〜

根管治療前

  1. 詳細な情報を収集する:治療を受ける前に、根管治療が何を含むのか、どのようなプロセスであるかを理解しておくことが重要です。不安や疑問があれば、事前に歯科医に相談しましょう。

  2. 良好な口腔衛生を維持する:治療前には、歯を磨いて、必要であればフロスを使って、口腔内を清潔に保つことが大切です。これにより、治療中の感染リスクを減らすことができます。

  3. 健康的な生活習慣を維持する:バランスの取れた食事をとり、十分な水分を摂ることで、全体的な健康状態を良好に保ちます。これは、治療の成功にも寄与します。

根管治療後

  1. 指示に従う:歯科医からの指示に従い、処方された薬を適切に服用し、必要なフォローアップの予約を忘れないでください。

  2. ソフトフードを摂る:治療直後は、傷ついた歯に負担をかけないように、柔らかい食事を心がけましょう。

  3. 口腔衛生を維持する:治療部位を刺激しないように注意しつつ、口腔衛生は継続してください。治療部位の近くを磨く際は、特に優しく行います。

  4. 過度な運動や重い物の持ち上げを避ける:治療後数日間は、過度な身体活動を控えることで、治療部位の回復を促します。

  5. 不明点があれば歯科医に連絡する:痛みが予想以上に長く続いたり、腫れがひどくなったりする場合は、速やかに歯科医に相談してください。


よくある質問

Q1: 根管治療とは何ですか?

A1: 根管治療は、歯の内部(歯髄)が感染したり、炎症を起こしたりした場合に行う歯科治療です。歯髄には神経や血管が含まれており、感染が進行すると痛みや腫れを引き起こします。根管治療では、感染した歯髄を取り除き、根管を清掃、消毒し、その後、根管を充填して歯を保存します。

Q2: 根管治療は痛いですか?

A2: 現代の麻酔技術により、多くの患者さんは根管治療中にほとんど痛みを感じません。治療前に局所麻酔を行うことで、処置部位を無感覚にし、不快感を最小限に抑えます。治療後には軽い不快感や炎症が生じることがありますが、これは通常、処方された痛み止めで管理できます。

Q3: 根管治療後の病巣の治癒はどのくらいですか?

A3: 根管治療後の回復は個人差がありますが、約3ヶ月から半年程度はかかることが多いです。

Q4: 根管治療を受けた歯はどのくらい持ちますか?

A4: 正しく行われた根管治療と適切な口腔衛生習慣により、治療を受けた歯は多くの場合、一生持つことがあります。しかし、治療後も定期的なチェックアップと適切なケアが必要です。

Q5: 根管治療の代わりに歯を抜いた方が良い場合はありますか?

A5: 可能な限り自然な歯を保存することが望ましいですが、歯の損傷が非常に重度で回復が見込めない場合や、他に健康上の問題がある場合には、歯の抜歯が推奨されることがあります。最適な治療法については、歯科医と相談して決定します。

Q6: 根管治療後に何か注意すべきことはありますか?

A6: 根管治療後は、治療部位が完全に回復するまで硬い食べ物の摂取を避けること、また、優れた口腔衛生習慣を維持することが重要です。治療後に痛みが続く場合や、治療した歯に異常を感じた場合は、速やかに歯科医に相談してください。


神経の治療に関するページはこちら

院長

松本 憲一
ひめじオリビエ歯科クリニック院長の松本と申します。当院ではインプラント治療、審美セラミック治療、精密根管治療に力を入れており、なるべく患者様に負担が少なく長持ちする治療を心がけています。こちらのブログでは当院で治療を行った治療例を記載させていただいていますので参考にしていただければと思います。
歯のことでお困りの方は気軽に当院にご相談ください。
  • 略歴
    • 国立岡山大学歯科部歯学科卒業
    • 姫路赤十字病院 研修医修了
    • 岡山大学大学院歯薬学総合研究科 博士課程修了
  • 所属学会・資格
    • 日本口腔外科学会 認定医
    • 日本インプラント学会 会員
    • インビザライン 認定医
    • ヨーロッパインプラント学会(EAO) 会員

Back list