予防歯科

PREVENTIVE DENTISTRY 予防歯科

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予防歯科とは

予防歯科とは、むし歯や歯周病などを発症しないように、健康なうちから病気の予防を行うことを言います。予防歯科には、歯科医院での歯磨き指導や予防処置を指す「プロケア」と、歯科医師や歯科衛生士の指導を受けたブラッシングなどを自分で行う「セルフケア」の2つがあり、それらを組み合わせて行うことがむし歯や歯周病の発症を予防すると考えられています。また、歯科医師による定期的な健診も大切です。痛みなどの自覚症状がなくても、半年に一度はチェックを受けるようにしておくと安心です。

当院の予防歯科について

  • 01マイナス1歳から始める予防歯科

    小さい時から予防歯科をしましょう
    生まれたばかりの赤ちゃんにはむし歯菌が存在しません。感染の窓と言われる1歳半〜2歳半の間に、家族などからむし歯菌が赤ちゃんにうつるかどうかで、将来のむし歯リスクが変わってきます。そのためには父母を含めた家族の口の中の環境を整える必要があります。そのためには赤ちゃんが生まれる前より定期的な歯科受診により家族の口の中を整え、幼児期から小児期にかけてしっかりと歯の健康を守り、骨格の成長を促していくことは、将来的に大きなプラスとなります。
  • 02必要最低限の治療で歯の寿命を伸ばす

    最低限の治療で歯を長持ちさせましょう
    予防先進国のスウェーデンでは、日本と比較し歯の寿命が長いことが知られています。近年のデータでは80歳における平均の歯数が日本と比較し約8本多いという結果になりました。その理由として挙げられるのが、日本では「歯が痛くなってから治療する」人が多いのに対し、スウェーデンでは小さい時から歯科医院に定期的に通院し「歯が悪くなるのを予防する」というスタンスの違いと言われています。当院ではなるべく治療なく、自分の歯で一生を過ごせるようにサポートしていきます。
  • 03日本でも予防歯科が普及してきています

    予防歯科が普及してきています
    これまで長らく、予防歯科は保険適用外とされてきたため、治療を受ける場合の費用は患者自身がすべて負担しなければならなかったのです。
    しかし、日本でも定期的に歯科受診をすることにより口の中の健康を守る「予防歯科」の概念が広がるにつれ、歯のクリーニングを含めた予防歯科に該当する治療も保険適用の対象となりました。予防歯科の普及によって、スウェーデンや欧米と同様に一生涯、歯を削ることなく自分の歯で生活ができるようにしていく必要があります。

EMSの最新製品『エアフロー プロフィラキシス マスター』

当院では、エアフロープロフィラキシスマスターを導入しております。
エアフロー プロフィラキシス マスターは、専用の小さな粒子のパウダーと温かい水を使って快適、かつスピーディーにバイオフィルムを取り除く機械です。

パウダーの主成分はグリシンというアミノ酸の一種で、菌の増殖を抑える効果があり、水圧と粒子の力で歯を傷つけることなく色や汚れを落とし、グリシンの静菌作用で歯を清潔に保つことができます。
また、装置は非接触で不快感を最小限に抑えることができるため、お子様も嫌がりません。
エアフロープロフィラキシスマスター
エアフロープロフィラキシスマスター
自分の大切な歯を将来1本でも多く残したいと思うなら、ぜひ当院にご相談ください。
当院では定期検診を含めた予防歯科にも力を入れて取り組んでおります。継続的なケアでむし歯や歯周病などのトラブルを防ぎましょう。

最新製品『エアフロー』を使った治療の流れ

STEP1
評価と感染予防
歯茎は骨を支える骨の周りにあり、お口の中の健康状態を示す大事なバロメーターです。
お口の中にいる「バイオフィルム(生きた細菌の集合体)」の活動により歯石が作られ、歯周病や虫歯の原因にもなります。

まずは洗口剤で洗口を行い、口腔内の歯肉縁上・縁下の状況を評価して記録します。
カウンセリング中の医師と患者様
STEP2
染出し
染出し液でバイオフィルムを可視化し、染出されたバイオフィルムと問題のある部位を患者さんに説明します。
クリーニング時に汚れの部分が分かりやすいため、メンテンナスの時間も短縮できます。

この染色液は歯科医院で使用するプロ仕様のものです。
口腔内スキャナーで口腔内を検査する様子
STEP3
情報提供
それぞれのお口の状態が違うように、歯磨きの方法や使用する道具も異なります。
患者様にホームケアと医院での予防の重要性をお伝えし、口腔衛生について患者さんに指導します。
レントゲン検査中の患者様
STEP4
歯肉縁上・縁下のエアフローMAX
汚れの主たるバイオフィルムとステイン(歯の着色)をスプレー洗浄で綺麗にしていきます。
器具が歯に触れることもなく、専用の粉と温かい水を使って丁寧、かつスピーディーな処置を行うことができます。
エアフロー技術は低侵襲で痛みを抑えられます。
治療の様子
STEP5
歯肉縁下のペリオフロー
次にペリオフローノズルとエアフローパウダープラスを併用して9mmまでの歯周ポケット内のバイオフィルムを除去します。
歯と歯茎の間に深い溝がある方は、歯の表面のクリーニング後、溝に残っているバイオフィルムをクリーニングしていきます。
(溝の深さは01の評価の時点で確認しています)
保定装置
STEP6
スマートピエゾンとチップPS
残った歯石はスマートピエゾンとチップPSで優しく除去しますので、バイオフィルムが硬くなってできた歯石も超音波を使用した装置で快適に除去することができます。
歯を削ることなく、その柔らかい感触に驚かれること間違いなし。
歯石を取ればツルッとした気持ちのいい歯面になります。
治療の様子
STEP7
指差し確認
クリーニング後はバイオフィルムや歯石の取り残しがないかどうかを最終確認し、隠れていた齲蝕の存在を確認します。
通法のPTCではアクセスの困難な部位にバイオフィルムが残り、口腔内の約50%しか除去できません。
治療の様子
STEP8
新たなリコール予約【次回予約】
毎日歯磨きをしていても、歯のすみずみまで磨くことは困難です。
体調不良や疲労などで免疫が低下していると、よりバイオフィルムが増えやすくなります。
リスク分析に従い、次回のリコール時期を計画します。
治療の様子

将来の歯を1本でも多く残したいならぜひ当院へ

将来の歯を1本でも多く残したいならぜひ当院へ
自分の大切な歯を将来1本でも多く残したいと思うなら、ぜひ当院にご相談ください。
当院では定期検診を含めた予防歯科にも力を入れて取り組んでおります。継続的なケアでむし歯や歯周病などのトラブルを防ぎましょう。