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根の先の病巣がかなり小さくなりました。

2023.05.23
姫路市今宿の歯科医院 ひめじオリビエ歯科クリニックの松本です。

以前に神経を抜いた前歯にレントゲンを撮影すると病巣がありました。
左の前歯の根の先に根尖病巣(左図の根の先の黒く写っている部分)があったため、精密根管治療を行いました。
ラバーダムと歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)で神経内部が綺麗になっているかを確認してMTAセメントという薬剤を使用し根の先を充填しました。

治療終了直後と半年後のレントゲンです。
治療終了後はまだ、根の先にはっきりと黒い根尖病巣が確認出来ますが、半年後には根尖病巣がかなり縮小し治癒傾向にあります。
完全に消失するのはまだ少し先のようですが、経過は順調に推移しています。

当院では海外の成功率に近づけ、『世界基準の治療』を来院いただいた患者様に提供するため、海外では常識になっているCTやラバーダム、マイクロスコープ、ニッケルチタンファイルやMTAセメントなどの最新の材料を揃えて治療を行なっています。

根の治療は初回にしっかりと行わなければ、成功率が下がることになります。

神経の治療が必要といわれた、歯が痛いという方は一度受診してはいかがでしょうか?


根管治療とは?
根管治療は、重度の感染や損傷を受けた歯を治療する方法で。これには、歯の根管から感染した歯髄を取り除き、根管を清掃、消毒し、封鎖する作業が含まれます。この治療は自分の歯を保存し、感染の拡大を防ぐために不可欠です。

根管治療が必要な場合: 根管治療は、歯の内部にある歯髄が虫歯やひび割れ、外傷によって細菌によって感染を起こした場合に必要です。根管治療が必要なときの一般的な症状には、持続的な歯の痛み、熱や冷たさがかなりしみる、腫れ、歯茎の痛みがあります。

根管治療のプロセス:

  1. 診断:症状のある歯を実際に口の中で確認、X線やCTを撮影して感染や損傷の範囲を判断します。
  2. 麻酔:手術中に快適に過ごせるよう、局所麻酔を行います。
  3. 根管へのアクセス:感染した歯髄と根管にアクセスするために、歯の冠部に小さな開口を作ります。
  4. 感染した歯髄の除去:専用の器具を使用して感染した歯髄や古い充填材料を慎重に除去します。
  5. 清掃と消毒:根管を徹底的に清掃し、残っている細菌や異物を取り除くために消毒を行います。
  6. 充填と封鎖:根管が清掃された後、ガッタパーチャやMTAと呼ばれる生体適合性材料で封鎖します。

院長

松本 憲一
ひめじオリビエ歯科クリニック院長の松本と申します。当院ではインプラント治療、審美セラミック治療、精密根管治療に力を入れており、なるべく患者様に負担が少なく長持ちする治療を心がけています。こちらのブログでは当院で治療を行った治療例を記載させていただいていますので参考にしていただければと思います。
歯のことでお困りの方は気軽に当院にご相談ください。
  • 略歴
    • 国立岡山大学歯科部歯学科卒業
    • 姫路赤十字病院 研修医修了
    • 岡山大学大学院歯薬学総合研究科 博士課程修了
  • 所属学会・資格
    • 日本口腔外科学会 認定医
    • 日本インプラント学会 会員
    • インビザライン 認定医
    • ヨーロッパインプラント学会(EAO) 会員

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